「本」

町工場こそ日本の宝 橋本久義岡野雅行を読んだ。
岡野さんとは、携帯電話の電池の入れ物を作った町工場の社長だ。痛くない注射針も作ったのだとか。
「失敗しないと成長しない」とか「リストラや成果主義」が大企業をダメにしているとか。非常に気持ちよくあっという間に読めた本だった。
中にこんなのもあった。「教えるというのは問題点を整理する絶好のチャンスである。「自分が分かっていないのが何なのか」がよく分かるのである。それが分かれば、ある程度先が見える。そういう意味では「人に教える」というのは一番いいチャンスなのだ。」
中国の話も出ている。中国人は自分が悪いとは絶対に認めない。日本人は相手が悪いと分かっていても、相手をせめずに「今度は自分がこうやって見るからもう一度頑張ってみましょう。」なんて話を進める。という。
そういえば日本でも、どこかのホールの職員にこんな人がいた。ポスターをその職員が作った。そのポスターに書かれている展示会の日にちが間違っていた。それを上司に自分が悪いのでない。自分はきちんと確認の電話をしたのに、その回答が間違っていた。悪いのはその回答した人が悪いのであって、自分は決して悪くないと一生懸命に言っていた。その間違えた人の同僚である私を目の前にして。感じ悪かったな。日本も過去のよさがなくなってきている。